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ぐるぐる読書備忘録

腐った女子の漫画(女性向け中心に何でも)・小説(ミステリ中心)感想ブログ。

御守リツヒロ「ワールドエンド:デバッガー」1巻収録分感想-君と未来と世界のための、誰も知らないデスゲーム

ゼロサム・WARD 女性向け漫画 漫画感想

ワールドエンド:デバッガー 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

 

ゼロサム感想記事を毎月書くのは体力的に無理だけど、せめて新連載レビューくらいはしようと思ってるうちに新連載陣の単行本化がスタートして時の流れの速さに震えている私です。でも発売直前に一巻収録分をまとめてレビューしたほうがニーズに即してる気がする!結果オーライ!というわけで、ワールドエンド:デバッガーの一巻収録分の感想をまとめてざっくりお送りします。

君と未来と世界のための、誰も知らないゲームがはじまる!!
完璧人間のミハルにとって、人生なんてイージーモード。
日々退屈にすごしていたが、ある日「未来からやってきた」と名乗る男・ロミヲがあらわれて、すべてが一変!? 未来のための命がけのゲームが、今はじまる!!

今年のゼロサムは6月から毎月1~2作、計6作の新連載を繰り出してくるという怒涛の新連載ラッシュだったんですが、こちらはその第二陣、7月からの新連載です。

作者の御守リツヒロ先生はちょっと前までなんちゃって幕末人情もの(というくくりでいいんだろうか…)の「芭喰録」を連載してましたが、今回は現代ベースのデスゲームものです。前作の主人公・芭喰はいい感じのオラオラアホの子でしたが、今回の主人公・ミハルもオラオラ系の男子高校生です。リツヒロ先生のオラオラ系男子はかわいいのでポイント高い。

完璧ゆえ日々退屈していたミハルの前に、未来からやってきたオカマ口調の男・ロミヲが現れて、未来のゲーム・Dゲームに参加することに。未来人とペアを組み、他のプレイヤーと任意のゲームで戦い、最期まで勝ち残った一組は何でも一つ願い事を叶えられるという触れ込みのDゲーム。しかし、一方で敗者はその場で処刑されるという過酷なデスゲームだった!みたいな感じで構造としては普通のデスゲームものかな。

きらきらした絵柄と画面で明るい調子で話が進む1話で、Dゲームに参加することになったミハルは友人の藤代と戦い、勝利し、最後にその死を目の当たりにすることに。その落とし方がえげつなくてよかった!1話序盤では敗者には死、というルールは明らかにされていないので余計に衝撃が大きい感じでした。掴みとしてはバッチリだったかなと。

連載開始から3回のゲームが行われていますが、今のところは明るくわちゃわちゃやっておいてから処刑で落とす、という構成が続いています。

2話では女の子が好きで苦手なアホの子系・遊馬とブラフで、3話からは性格がひねた感じのギャルゲーオタク・美袋と女の子を口説き落とす勝負で、とプレイヤー同士が掛け合いしながら勝負する形。オカマ口調のロミヲを筆頭に各々キャラが立っているので、お互いツッコミや茶々を入れながらゲームが展開していきます。

特に2話の対戦相手である遊馬は色々頭で考えるのではなく直感で動くタイプで、表情がころころ変わってめっちゃかわいい! 見た目がチャラチャラしていて女の子好きで、なのに女の子慣れしていなくて実際のところは目を合わせることすらできないレベルというのもかわいい! 俺が勝ったら女の子を紹介してやるというミハルの嘘に惑わされて負けちゃうところとかかわいい! とかやってると次ページで処刑されかけて絶望顔を見せてくれるという。普通の学生の絶望顔に萌えるので個人的には最高です。

「処刑されかけて」という表記通り、遊馬は処刑を免れ、以降レギュラーキャラになるようなので今後もずっとわちゃわちゃしてくれると私が嬉しい。

勝ち残れば願いが叶い、負ければ死ぬ、というのがDゲームの基本ルールですが、そこに例外を作れる仕様がありまして、それがDポイントです。一回勝利するごとに1ポイントが加算され、このポイントはゲームに負けない限りは敗者の救済など様々な用途に使用できる。ミハルが1ポイント使うことで遊馬は処刑を免れたわけです。Dポイントの用途は「様々な」という表現なので、今後も色々効いてくるんじゃないかと。

また、Dゲームのルールとして特に目立つのが、プレイヤーのパートナーとなる未来人が、実は13年後のプレイヤー自身だという点です。現代ではオラオラ系のお人好しなミハルの13年後がにこにこしたオカマのロミヲ、という感じ。ミハル以外も現代と13年後ではキャラクターに大きいギャップがあって、ほとんど別人。ロミヲは描写が多い分特にミハルとのギャップが大きく感じます。いろいろミハルに隠していることも多そうですし…。

プレイヤーはどうやって選ばれるのか。どうして未来の自分とペアを組むのか。規模は? 目的は? とDゲーム自体には色々と謎や含みがありそう。

二巻以降は共同戦線を張ることになったミハル、遊馬、美袋、そして四人目のプレイヤーで紅一点の仇野をメインキャラとして、色んなプレイヤーと戦いながらDゲーム自体の謎へ迫っていく形になるんじゃないでしょうか。

デスゲームものだからといって重くなりすぎず、学生のわちゃわちゃしたコメディっぽいパートとシリアスパートのバランスが上手くとれていて、今のゼロサムでは割とこれからに期待してる作品の一つです。個人的には!

あと今作は恐らくゼロサムでは初めて単行本発売前から公式ツイッターアカウントが開設されたり、アニメイト全店に描きおろし色紙を展示するなど単行本に合わせたキャンペーンも大きく行われたりと、結構力を入れて宣伝されてる感じなのできっと手に入りやすい!はず! ゼロサムコミックはどうしても看板作品以外は書店の入荷にムラがあるので……。

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ワールドエンド:デバッガー 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

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